モティメルNo.8『親指を描くなら親指の周りの空間を描きなさい』

親指を描きたいなら
親指を描こうとしてはいけません。
親指を描くなら
親指の周りの空間を描きなさい。
—–
この言葉は
先日クライアント大会で
発表して頂いた
スポーツショップ古内の
古内社長から教えてもらった。

カリフォルニア州立大学の
ベティ・エドワーズという
女性美術教師が絵の描き方を
指導する際こう教えているという。

意味は
対象物そのものではなく
その周りに目を向ける。
そうすることで
対象物の輪郭が浮かび上がってくる。
ということ。

つまり
周りの空間を埋めると
大事なものの輪郭が浮かび上がってくる。

例えば
やりたいことを明確にするとき
やりたいことを100個書き出す前に
やりたくないことを30個書き出す。

人間関係を築くために
コミュニケーションスキルを磨く
よりもまず、
人間関係を崩すようなこと
信用を無くすようなことを
しない方が大事だったりする。

仕事で成果を出す場合でも
短期間で効率的にと
意識することは大切だが
心のこもってない雑な仕事はしないと
決めてやった方が結果的に成果がでる。

何かが欲しい時
何かをやろうとするとき
その対象物ばかりに目を向けがちだが
周りの空間(そうではないこと)に
目を向けることで本当に大事なものが
見えてくる。

ちなみに
古内社長にとっての
《親指の部分(理想の人物)》は
・いつも笑顔でスマートで情熱的で
まわりの人を明るく照らす人
・大成功でお金持ち。困った人を
支援できる準備の出来ている人。
・健康的で毎日元気いっぱい
・教養があり相談事にはしっかりと
のってあげられる人
・家族を愛し家族に愛され
日本を代表する一家の長
・仲間と共に世間にとって良いことを考え
それを形にすることができる人

対して
《親指の周りの空間》
理想の人物(親指)になるためには
自分のポリシーや絶対やらないこと
絶対やりたくないこと。

・意味の分からない値引き販売はせず
へこへこせずに、対等に商売をする。
正当な価格をご提示する。
・貧乏暇なしと言った暮らし方はせず
余裕をもって日々を過ごす。
・他人の悪口を言わず、良いところを
見つけ褒める。
・タバコ厳禁、太りすぎ厳禁
・怒鳴らず、諭す。
・暗〜い顔。負け犬の遠吠え。
愚痴、泣き言はやめる。
・損得よりも善悪で物事を判断する。
・一人親方はやらず仲間と共に
プロジェクトを進めていく。

さて
自分の親指とそれ以外を
言葉にするとどうなるか?

早速やってみよう。

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