モティメルNo.31『平野さんからのモティメル』

人はまず「決める」ことから始める。
たとえ心がよれても、
「決める」ところに戻れればゼロから始められる。
「決める」ことはすべてを包括している。
決めれば先へ進める。
(山本一力:作家)
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山本氏は中学校のころ、新聞配達をしていた。
朝夕刊の配達。雨の日には泣きたくなる。
登校の意欲も落ちる。
そんな時、富永先生の言葉を思い出した。
「嫌なことは、その日のうちに片付けないと
時間がたつと太るんだよ」。

こういうことを言ってくれる先生は本当に素晴らしい。
雨の日や寒い朝の新聞配達の背中を押してもらえる。

そもそも
人間決めないと何もできないし
決めるからできるようになる。

例えば
冬に鍋料理をつくって、グツグツ煮えた鍋を
コンロからテーブルに持って行こうとしたら
想像以上に熱くて
運んでいる途中で
「アチッチチチチチ!」
となったことがあると思う。

しかし
熱いからといって、手を離して
土鍋を床にぶちまけるということはしない。

「あちぃーあちぃー」と叫びながら
食卓にたどり着くまでは我慢する。

手を離さないのは
少々のやけどより
鍋を床にこぼすことの方が嫌だから
つまり
「鍋から手を離さない」
と決めているからだ。

ビジネスでうまくいかない人は
ひと言で言うと
やり遂げることを決めていない。

一方、うまくいく人は
少々熱かったからといって
鍋から手を離さないように

少々トラブルが起こったとしても
ビジネスをやり続ける。

「決めたけどできなかった」はない

たったこれだけの差のように思う。

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平野国高さん(パワフルリーダーシップ大分)

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