モティメルNo.24『雨が降ったら傘をさす』

ある記者が成功の秘訣を
松下幸之助氏に質問した。

「あなたはこれまで事業に
成功し続けてこられたが
その秘訣はどこにあるのですか?」

幸之助は
「自分の経営は、
天地自然の理法に
したがってきました。」
と答えた。

すると記者が
「天地自然の理法とは?」
と訊きかえした。

それに対して幸之助は
「雨が降れば傘をさすということです。」
と答え、説明を続けた。

雨が降って怒ったり
悲しんだりせず
雨が降ったら
自然と傘を差し自然と構える。

好調な時には気を引き締め
うまくいかない時も
悲観することなく
問題点があきらかになったと考え
着実に努力しながら状況の好転を待つ。

「好況よし、不況なおよし」
ですわぁ

すごく当たり前のことであり
とてもシンプルなことだが
奥深いものが伝わってくる。

自然の摂理として
「あがったものは落ちる」
という法則がある。

株式も
景気も
やる気や気分も
すべて
上がったものは
良くも悪くも
必ずどこかで落ちる。

だから
大切なのは
やる気をあげることよりも
落とさない工夫の方が大事になる。

どれだけやる気があっても
どんだけ気分がよくても
いずれ落ちる。

なので
「やる気」や「氣分」に頼らず
ある種、機械的に
「こなす」ように取り組めることが
長く続けられるコツになってくる。

日常生活において
頭にくること
落ち込むこと
情けなくなること
悔しいこと
など
落ち込むことが必ず起きてくる。

そんな時は
「雨が降ったら傘をさせばいい。」
「次のステージにいくための
試されごとだな」と
「ふふっ」と
笑って
自分の成長の方に期待をしよう。

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