モティメルNo.16『明示の知識と暗黙の知識』

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「成功したければ、成功者に学べ」

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どの分野でも同じだが
成功したければ
その道の成功者本人の言葉を聞くこと
そして「実践」することが大事だ

ただ学ぶものには2つの種類ある
「明示の知識」と「暗黙の知識」だ

言葉や文字にして伝えることのできる知識が
「明示の知識」

言葉や文字だけでは伝えづらい知識が
「暗黙の知識」

「明示の知識」は本人でなくても
第三者でも説明することはできるが
「暗黙の知識」は第三者では不可能
チャンピオンからでないと学ぶことは
出来ない

実は成功の原理原則は
「暗黙の知識」である場合がほとんどだ

例えば
柔道で強くなりたいのであれば
金メダリストから学ぶのが一番良いのだが
直接学ぶとなるとその機会は非常に稀だ

そこで
本やDVDやYouTube
監督や先輩など第三者から
「明示の知識」は学ぶことが出来る

しかし
相手の隙をどう感じるか
どこに力を入れるか
相手の反撃をどう受け流すかなど
直感や無意識で判断している行動

直感や無意識の中にある知識
つまり「暗黙の知識」については
直接本人からでないと学べない

では
どうすれば暗黙の知識を学べるか

実は
「明示の知識」と「暗黙の知識」
は別々に分類されているものの
非常に密接な関係にある

成功者自身が説明する時
やはり「明示の知識」から説明する

そして、それを実際にやりながら
要所要所で勘所(暗黙の知識)を
伝えてもらうとよく分かる

簡単に言うと
小さいときの自転車と同じで
補助輪を外し始めたばかりのとき
お父さんが傍にいて
言葉で説明しつつ
子どもを倒れないよう支えながら
「そこそこ」「ぐっと踏んで」
「前を見て」などコツを説明する

これが
最も効果的な教え方だ

大切なことは
成功者たちの行動を真似し
試行錯誤を繰り返しながら
反省し改善改良すること

成功者本人ではない人(第三者)から
「明示の知識」を聞いたところで
「暗黙の知識」は得ることができない

成功者自身から学ぶことが
最も重要だ

SMIは哲学、心理学、行動科学を踏まえ
どの時代でも成功し続けた人たちが
共通して持っていた心構えを集大成し
長年月の実験を経てつくられた
実践的な人間開発プログラムです

成功するための
「明示の知識」はもちろん
実際に会うことは出来ないが
間を置いた反復を徹底し
目標設定とその行動を実践すれば
「暗黙の知識」も身につけることが出来る

平時は「明示の知識」でもやっていけるが
有事では「暗黙の知識」がないと
しのげない

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